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スコラこども塾 の日記

博士たちの協演 岡山理科学館 日曜理科研究室

2016.11.06

今日は朝から、岡山理科学館教務掛としての務めです。スコラこども塾は志を同じくする岡山理科学館「日曜理科研究室」を全面的に応援ております。 10時45分からは、本年3月まで医科大学分子生物学教授であった濃野博士の授業です。原子構造の説明や周期表からはじまり、水とエタノールを対比した検証実験で、「物質の三体」を体感しました。気化したエタノールの冷却過程で大気圧の影響を示す実験。大きな音を立て瞬時に潰れるアルミ缶に一同大きな歓声を上げ、目と記憶に刻みこみました。お孫さんと事前実験をした博士の手際は鮮やかでした。
最後は、化石燃料の生成の歴史。太陽エネルギー転換効率と化石燃料埋蔵量の限界。再生エネルギーの必要性を説く濃密な授業でした。幅広くこどもたちの感性を揺さぶる名授業でした。 13時30分からは東京大学で量子力学を修め、博士号を取った岡山理科学館館長上田博士の授業です。自身の国際的な研究経歴や学業で修めるべきことが、その進むべき道によって異なることを語った後、上田博士と生徒の掛け合いが始まります。「次元とは?」「何次元まで考えられるか?」「宇宙は外から見たら?」「宇宙は他にも存在するのか?」生徒の質問は途絶えません。
そののち「回転する」をテーマに講義が始まりました。身近な回転するもの、宇宙レベルの回転するもの、微小世界の回転するもの。回転を維持するメカニズムとは?。残像を利用した「ベンハムの駒」重心移動を遠心力とともに実証する「逆さゴマ」ジャイロ効果を含む「地球ゴマ」。生徒たちの歓声は90分響き続きました。ジャイロの振動を体感する7名は、個々に体感を叫び声を出して反応しました。いつも消極的な子も、皆の期待の拍手を得て、「逆さ駒」の重心移動を観察発表しました。皆の脳のテンションは最高潮です。 昨日までの仕事で心労も募り、一週間の疲れが極限に来た今日日曜日。その疲れを一掃する充実の授業に敬意を感じる59歳でした。

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